このGWの連休を使って、岩手県陸前高田市に震災ボランティアに行ってきました。
たくさんの方にカンパにご協力いただき、本当にありがとうございました。
今回のボランティアは、民青同盟という団体が募集したボランティアで、
大阪から40人、京都・滋賀・千葉・埼玉など総勢140人の青年が
岩手県一関市の全国青年ボランティアセンターに集まりました。
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陸前高田のみなさんにメッセージ☆ |
行き道17時間かけて無事にボランティアセンターに到着。
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全国青年ボランティアセンター |
この日は大雨で夕方の到着ということもあり、
現地の日本共産党の伊勢市会議員と高田県議のお話を聞き、交流しました。
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日本共産党 伊勢 純 市会議員 |
いまの岩手の現状や陸前高田市の状況などを詳しく説明してくれ、
とくにガレキの広域処理の問題では、
「地震と大津波によって10年分のゴミが1日で出てしまい、その処理を他県に押し付けるわけにはいかないとみんな思っていますが、岩手県だけでは追いつかない量のガレキです。燃やした後の高濃度放射性物質である灰の処理も大変です。放射能の数値が低いものを他県になんとかお願いしたい、ご理解をお願いしたいと思っています」
と話されました。
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日本共産党 高田 一郎 県会議員 |
岩手だけでなく、宮城・福島にもガレキはあります。
政府が本気になってガレキ処理の問題を真剣に考える時が来ていると思います。
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みんな真剣に話を聴いています |
陸前高田市では、国にはない保障制度が確立されました。
瓦が1枚でも落ちたら一部損壊とみなし、最高30万円の保障がでます。
この制度がどんどん広がり、大船渡市でも独自の保障制度がつくられました。
こういった市独自の保障が次の災害時の保障のスタートラインになるよう、
どんどん広げていかなくてはなりません。
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毎晩ボランティアに参加しての感想などを交流☆ |
また、こういった制度ができたことを知らせるために、
今回のボランティア活動は、家が無事だった人のところへ訪問に行き、
「何か困っていることはありませんか?」との聞き取りをしながら、
新しい保障制度を知らせるビラを配布しました。
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聞き取りの様子 |
聞き取り訪問では、だいたい1軒あたり20~30分、
家に上げてくれ1時間以上もお話を聞かせていただけたお家もありました。
特に印象に残っているお話が2つあります。
ひとつは、「震災から1年が経ち、今年の3月11日に黙祷をしましたが、
黙祷の時間が地震のあった2時46分です。
でも、12人に1人が亡くなった陸前高田市では、ほとんどの人は津波で亡くなった。
地震が起きたときはまだみんな生きていたんです。
だから津波が起きた時間にも黙祷してほしい」
との痛切な思いを聞きました。
こういったお話は、現地で直接聴かなければ伝わってこない思いであり、実際に会ってお話を聞く聞き取り活動の大切さを実感しました。
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一緒に写真を撮りました☆ |
もうひとつは、仮設の人と家が無事だった人との確執が
未だに解消されていないことを痛感しました。
2軒目に訪問したお家のお母さんは、コーヒーカップが割れてなかったので、
青空市(無料の支援物資を届ける)にもらいに行くと
「あの人家が無事なのに物資をもらいに来てる」と、
仮設の人たちから白い目で見られ、物資をもらわずに逃げ帰り、
それ以来物資をもらいに行くことはなくなったそうです。
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家にあげていただき、いろんな話を聴かせてもらいました☆ |
昨年の6月のボランティア時にも同じような話を聴いていましたが、
震災から1年以上経っても解消されていない問題なんだなと痛感しました。
これは仮設の人が悪いわけではありません。
一人ひとりにきちんと支援が届かない、行政のしくみの問題だと思います。
被災者同士がぶつかりあうのではなく、お互いに支え合って復興していけるような支援を国がきちんとしなければなりません。
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岩手の仲間とパチリ☆ |
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希望の一本松 |
今回3度目のボランティアの参加でしたが、
息長いボランティアの活動の必要性と同時に、
やはり国がとりくむ支援策を被災者の気持ちに寄り添ったものにしていくための行政を動かす力を大阪から発信していかなくては!と思いました。
また行ける機会がありましたら、夏頃にもボランティアに行きたいと思っています。
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仮設のお店にホッとします |
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ガレキは分別され、山積みで集められていました |
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みんなで握ったおむすび
本日のお昼ご飯 |