8月22日(木)、西淀川区役所と国民健康保険、介護保険、生活保護での交渉を西淀川社会保障推進協議会が行いました。この対区交渉には9職場・団体・労組18名が参加しました。
交渉の様子 |
まず問題が明らかになったのは、国民健康保険料です。昨年1年間で大阪市全体の差し押さえ件数が1500件あり、内本庁が直接差し押さえしたのが972件で、各区役所が530件弱です。なかでも西淀川区は、104件も独自で差し押さえしています。橋下市長のもと、市民に冷たい市政が浮き彫りになっています。
特に差し押さえされている人の大半が預貯金で、数十万円の預金の方です。また、学資保険の差し押さえも大阪市全体で2件。このすべてが西淀川区単独の差し押さえもわかり、西淀川区が「市民犠牲で冷たい」橋下市長の先陣を行っていることで、これらの内容を訴えても「他の区は差し押さえのやり方を熟知していないから」と、市民生活より成績主義が前面になる答弁をしました。
生活保護では、対応する職員の横柄な態度を具体例で話すと「丁寧な対応をします」と謙虚な答弁もありました。西淀川社保協では、引き続き大阪社保協の自治体キャラバンでも積極的に交渉していきます。特に、橋下市長のもと市民生活犠牲の大阪都構想の真相を明らかにする運動と合わせて活動します。