2012年6月27日水曜日

関電は大飯原発再稼動するな!

6月27日は関西電力株主総会の日です。
大阪梅田芸術劇場を会場に、約1000人の株主が参加します。

原発ゼロの会・大阪は、ヨドバシカメラ前で
「大飯原発の再稼動をするな」
「原発稼動ゼロでこの夏を乗り切るために全力をあげよ」
の声をあげ、通行人にビラを手渡しました。

熱い訴えに足を止めて聞き入る人も


ビラの受け取りは良く、
普段なかなか受け取ってもらえないサラリーマンの方もビラを手にしてくれます。

ビラを受け取った60代の男性は、
「北欧やドイツのように、国民が電力を選べるようにして、
自然エネルギーを選び、多少電気料金が高くなっても
みんな節電するようになるよ。
電力の使いすぎ、使い捨ての世の中、
このままの生活が本当にいいのか、
国民一人ひとりが真剣に考えなあかんと思う」
と話してくれました。

梅田芸術劇場前に集まった市民


梅田芸術劇場前には150人を超える市民が集まり、
株主総会に出席する人に「再稼動反対」を訴えました。

私たちは、原発問題で最も重要な「安全性」の問題を無視し、財界の要望、「経済」優先の大飯原発の再稼動に断固反対し、その撤回を強く求め、運動をさらに大きく広げていきます。

野田はNOだ!

2012年6月21日木曜日

7・2市民といっしょに市政を考えるつどい案内

橋下市長が就任してから半年になりますが、市役所の中で働く教職員には「業務命令」や「処分」をちらつかせて脅し、自由にものが言えない職場実態がすすんでいます。

そして労働組合を敵視し、労働組合の活動をいっさい認めない「新たな労使間ルール」を7月議会に提案しようとしています。その内容は、団体交渉を市側の判断で実施の可否を一方的に決めることや、組合会計の収支報告の提出を求めること、会議室の使用禁止、組合無給職免の禁止など、憲法違反・労組法違反の無茶苦茶なものです。

これらによって教職員は萎縮し、話し合いやチームワークも低下しています。トップの顔をうかがって仕事をするような職場環境では、真に市民に喜ばれる仕事はできません。

一方では、市民に対して3年間で488億円もの市民サービスを削減する「市政改革プラン(素案)」を押しつけてきています。橋下市長は、「大阪市民はぜいたくしている」「収支不足」と言って、あらゆる補助金をゼロベースから見直し、市民への負担を大幅に増やそうとしています。

しかし府市統合本部で議論されているのは、「カジノ誘致」「道頓堀に2キロのプール建設」「関空までのリニア鉄道誘致」などのムダな巨大開発です。大阪市がいまやるべきことは、苦しい市民のくらしを応援するのが仕事です。

いま、さまざまな形であおり立てられている公務員バッシングを利用して橋下市長がやろうとしているのは、市民と教職員・労働組合を敵対させ、住民のくらしを守るためにたたかう労働組合潰しであり、そして市民のくらし・地域のつながりを破壊させようとするもので、地域の団体・市民といっしょに声をあげ、反撃していくことが求められています。

そのために、西淀川地域で働く大阪市労働組合総連合(市労組連)の組合員で連絡会を結成し、地域の労働組合や市民団体との意見交流を企画しました。ぜひご参加ください。

案内チラシ

2012年6月20日水曜日

最賃引き上げめざし、労働局交渉

 6月19日、大阪労連は「最低賃金の時間額1400円以上への引き上げと全国一律最低賃金の法制化を求める要請書」と最賃引き上げ署名5861筆を大阪労働局に提出し、労働局交渉を行いました。

要請書を手渡しています
 
 要請書の内容は昨年と全く同じです。ひとつも前進していないから同じ内容となっているのです。労働局側の回答も昨年と同じく「審議会に伝えておきます」「担当部署に伝えておきます」との回答でした。

こちらは5861筆の署名を提出

【審議委員について】

 審議委員には毎年大阪労連のメンバーが立候補していますが、毎年落とされています。審議委員は任期2年となっていますが、昨年も今年も任期1年で辞職する人が続いています。しかし、また同じ組織の人間が審議委員に選ばれているのです。

 これに対して「なぜ途中で辞任するような組織からまた選んでいるのか」「総合的判断だというが、その中身は何なのか」との大阪労連側の質問に、労働局はまともに答えられませんでした。

 総合的判断の基準の中に「途中で辞任した組織はマイナス査定、もしくは候補から外す」などのしくみを取り入れてほしい、との要望を伝えました。


【最賃引き上げについて】

 昨年は震災を理由に1ケタの引き上げとなり、東北ではたったの1円引き上げのみの県もありました。しかし、東北では労働局からも「復興のためには最賃を引き上げないと生活再建ができない。昨年の引き上げでは低すぎる」との声も上がっています。

 大阪労働局として、いまの大阪の現状をどうみているのか、たったの786円という最賃で良しと思っているのか、労働者がまともに働いても生活できない賃金でいいのか、そこの認識を一致させて審議会に伝えてもらいたい。

切実な実態を訴えています

参加者からいろんな意見がありました。

◇(最賃体験者)最賃での生活では絶対に大きい病気はできません。買い物もできない。考えることは食事のことだけ。人生を楽しめません。1ヶ月の体験だから何とかクリアできたものの、これがずっと続く人生だったら、「生きている意味って何なんや」と思ってしまうほどです。みなさん(労働局の人)も最賃生活を体験してください。絶対に考えが変わります。

◇(郵産労)21万人が非正規労働者です。青年の未来をどうするのか、未来が展望できるような最賃にしてほしい。郵政は地方の最賃+20円が非正規労働者の時給です。病気やケガで休むと賃金がなくなり生きていけません。同じ仕事をしているのに、賃金格差、不安定雇用…生活保護の予備軍が生まれています。「早急に何とかせなあかん!」という思いを持ってほしい。

◇(青年部)いま青年の2人に1人が非正規労働者です。自立できない…年金払えない…結婚できない…10年後、20年後を見据えた上で、この実態を審議会に伝えてほしい。

青年に明るい未来を!


 審議委員は私たち労働者の賃金を決める重大な責任があります。一人ひとりの人生に関わることです。どんな理由で最賃の金額が決まるのか、密室非公開ではなく、きちんと公開してほしい。大阪で最賃が影響を与えたのは、昨年で7万6千人に影響を与えています。それほど大事なことなので、傍聴できるしくみへと変えてください。

 1時間半という短い時間のなかで、非正規労働者の思いを代弁することができたと思います。最賃引き上げのたたかいはこれからが本番です!西淀川労連としても、最賃引き上げの署名を1筆でも多く集め、今後のとりくみにどんどん参加し、最低賃金引き上げめざしてがんばります。

大阪安保の与那国島自衛隊基地誘致に反対する連帯と交流の旅行記

6月11日(月)から14日(木)大阪安保・与那国自衛隊基地誘致反対連帯と交流の旅に17名の有志で参加しました。
ドクターコトー診療所

今回の与那国ツアーは、石垣島から週2便のフェリーで東シナ海を渡り、与那国島へ向かうのに、竹富島・西表島を横目で見ながら大海原を4時間半かけて航海するものでしたが、雨が降る中3mの波で、船酔いする行程から始まりました。空路では石垣・与那国間はわずか40分です。(帰りはもちろん飛行機で帰りました。)

最西端之地

 与那国島に到着してから、一行は島内で5台しかないバスで島内見学。夕食後の8時から与那国銘柄の崎元酒造の経営者でもある崎元俊夫議員が提供した酒造工場跡の集会場で、交流会を開催しました。

自衛隊基地反対の横断幕

現地からは崎元議員はじめイソバの会など7名の方が参加しました。

司会役をした浅海邦弘さんは「大阪生まれの大阪育ちです。16年前に余生を美しいこの島でゆっくり過ごそうと思ってきました。よそ者ですからでしゃばることはしないと決めていました。しかし、自衛隊配備というとんでもないことが出てきて、黙っているわけにはいきません。皆さんからの支援は本当にありがたいです。」元大阪市職員で元市労組組合員の方です。

自衛隊基地誘致予定地での説明

崎元俊夫議員は「自衛隊誘致については、賛否両論がある中で、町議会は2008年9月に誘致賛成の署名514名の署名を根拠に、『自衛隊誘致決議』を強行しました。それに対して、町民有志で誘致反対署名がすすめられ、556筆の署名が集まりました。その差は32筆で反対が上回っていました。しかし、2010年年末の新防衛大綱で、動的防衛力の強化の一環として『島嶼防衛』が打ち出され、それに基づいて与那国島での南牧場を候補地に自衛隊配備が12年度予算で計上されました。


自衛隊基地誘致予定地

私たちは、住民の意見を十分聞かず、なし崩し的に進められる国と町行政一体の自衛隊配備に反対して、民意を問う『住民投票』を実施するように働きかけ、住民投票の条例制定請求を6月4日に提出してきました。町長は、最初いろいろ疑問を表明していましたが、受けて立つ態度です。いよいよこれから1か月が一番大事な時期を迎えます。」と情勢報告をされました。

大阪安保からのカンパなどを受け取る崎元議員

大阪安保からは、このツアー参加者が総数約300名からのカンパ額16万313円と日高昆布10袋、沖縄返還など記念バッジ、寄せ書きなどを手渡しました。街を回っても、賛成派・反対派の看板も同数程度あり、かなり緊迫した情勢であることが分かります。住民投票で圧倒して勝つためには、宣伝物など必要で大いに役に立つことになります。

与那国島馬

与那国島は、切り立った山があったり、平野部が広がっている部分もあり起伏にとんだ島です。ヨナグニサンという世界一大きな娥が生息したり、与那国馬という古来種が放牧されている自然豊かな島です。出会った人の中には、近寄ってきて「与那国を守ります」と決意を述べてくれる人もいました。
与那国島自衛隊基地誘致反対の横断幕を背に

また、若い者が旧来の親戚筋の枠を超えて、与那国島の自立できる経済をどう作るか相談し始めているという話を聞いて、明るい展望も見えてきて力強く感じられました。2006年のテレビドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地です。診療所は、地元の建設業者が新築したものをテレビ局の美術部が一夜にして古びた診療所に早変わり、建てた大工さんは愕然としたエピソードなど。一行の宿泊した旅館は、重要有形文化財で、現に客室として使用されていて、私たちもこの家で寝起きしました。

重要有形文化財の宿舎

与那国島は、黒潮わきたつ最西端の孤島で、石垣島から127km、台湾まで111km。人口1,600人弱、戦後初期は、密貿易の拠点として栄え、その当時は、2万人の人口があり、村から町に昇格した。平成の大合併の時は、石垣市に併合せず竹富町とともに合併はしていません。カジキ漁が盛んで、特産品としては花酒、与那国島でけで造られる60度の泡盛、黒糖、黒潮のミネラルたっぷりの塩、身体によい野草として昔から使われている長命草など。

大阪労連・大阪市地区協議会
事務局長 矢野 正之

与那国島自衛隊基地誘致に反対する島民との交流

~参加者の感想~

一度は行ってみたいと思っていた平和で美しい国境の島、与那国を訪れることができました。しかし島は自衛隊誘致をめぐって賛否二分されおかしな雰囲気に…。でも、梅雨の曇り空でしたが、やっぱり島は平和で美しく、与那国馬や牛たちも“この島には自衛隊基地は要らないさー”とでも言ってるかのようにのどかでした。そして、崎元議員、浅海さん、イソバの会のみなさんと交流し、また大変お世話にもなり大きなパワーをもらいました。自衛隊や米軍基地は要らない、造らせないの思いを改めて強くしました。
 おいしい石垣牛も食べ、少しだけですが与那国を走る、泳ぐという念願も達成でき、充実した旅でした。
                                

 与那国・本当によかったです。のどかで自然がいっぱい!こんな所に自衛隊基地はいらないとつくづく思いました。牛や馬も安心してのびのびノンビリと放牧されていました。ここに基地を作るのか!と怒りで一杯になります。のぼり旗も反対賛成が入り乱れてはためいていましたが、中心メンバーの浅海さん、大阪出身で、大阪でも頑張ってた人です。仕事を辞めてノンビリしようと与那国に行ったのに・・・頑張る人は日本全国どこへ行っても頑張るんですね。私達も物心両面の支援をしていきたいと思います。最後に旅館の女将さんが島を守りますと力強く言って下さったのが印象的でした。


「日本最西端の島」 与那国島。初めての訪問。真白いビーチと美しい海、花の咲き誇る見事な自然に恵まれた島。「さまざまな蝶が生息する蝶の島」。そして、静かでとても良いところです。そこに自衛隊誘致とは実に愚かな事だと思います。尖閣諸島騒ぎの中で「与那国防衛協会」なるものが5年前の07年に設立され「自衛隊誘致の陳情」を町議会が反対世論を押しきって強行。
 この2年前の05年4月に、同じ与那国町議会として「平和な国境と近隣諸国との友好関係に寄与する『国境の島守』として生きることを誓う」とした六項からなる、「与那国、自立・自治宣言」を議決しているのにです。  推進派は、自衛隊の誘致で島の人口減少に歯止めをかけ、経済発展に期待しているらしい。
  防衛省は11年5月に与那国に陸上自衛隊「沿岸監視部隊」の配備を決め、現地に連絡所を設置するなど着々と手を打って来ている。しかし反対派も昨年10月に「自衛隊配備計画」撤回の要請署名を077年の誘致派賛同署名(514)を42上回る556名を集めて頑張っているのは、凄いことです。これから住民投票に持ち込む闘いになるようですが予断を許さない情勢です。人口1.600人の住民を二分する「自衛隊の配備」ではなく、平和で豊かな島づくりをを目指す、島ぐるみの運動に発展させる、政策提言に期待します。台湾まで111㎞と言う、国境の島の闘い、「地元の問題」では済まされないと思う。我々も共に闘う具体化が急がれるように思います。

2012年6月19日火曜日

国民平和大行進!

案内チラシ

 1985年8月6日ヒロシマ、9日ナガサキに原子爆弾が投下され、一瞬にして焼け野原となり、その年に21万人もの尊いいのちが奪われてから67年目の夏を迎えます。

 国民平和大行進は、雨の日も風の日も、毎年休まずに行進が続けられ、いまでは10万人が参加する国民的行動となっています。核兵器廃絶を願う人なら誰でも参加できます。

西淀川では、今年も7月4日に網の目コースを歩きます。ぜひご一緒に1歩でも2歩でも歩きましょう☆

☆原発ツアー参加者の感想☆


エルガイアおおいで記念撮影☆

☆☆☆参加者の感想を紹介します☆☆☆

◇山本さんのお話とあわせ、私たちが払っている電気代や税金が、いかに湯水のようにムダに使われているかがよくわかり、改めて怒りがわいてきました。

◇エルパークおおい、エルガイアや隣接の施設を見て感じたことは、多額のお金が地元に落とされたことで立てられた物が、本当に地元の人たちが望んだかということです。利権のためでしかなく、一部の者だけがうるおい、地元の人たちや周辺の人たちの安全が第1に考えられていないことに疑問を感じます。

◇脱原発を決められない国、地方自治体は何を第1に考えているのか?この国の未来を正しい方向に導いていくために、がんばっている人たちとともに、たたかっていかなければならないと思います。処理できない使用済み核燃料を未来の子どもたちに残してはいけません。

◇この目で見た初めての原発施設は、異様でした。おだやかでのどかな山々と海の中の原発は、とても不釣合い、すべての生命のためにも、原子力発電はこの地球にそぐわないエネルギーと実感しました。原発マネーのお話はほんとに生々しくて、今までにない原発の実体を聞けてよかったです。


上の写真とドコが違う…??

 

2012年6月18日月曜日

西淀川此花から原発を見に行こう!

西淀川此花から原発を見に行こう!と、原発ツアーを開催☆
老若男女総勢40人が大型バスに乗って、福井県に向けて出発!

前日に雨が全部降りきったかのように、
この日は早朝に少し雨が残っていただけで、
集合前から解散まで雨も降らず、過ごしやすい1日でした。
(バスの運転手さんがてるてるぼうずを作ってくれていました☆)

行きのバス車中の中で自己紹介。
「実際に原発を見たい」
「原発のこともっと知りたい」
こういった思いでみなさん参加してくれています。


福井県に到着、現地の日本共産党候補者の山本さんに同乗していただきました。
山本さんは元原発労働者です。

どでかい建物!!
見たことある絵が…


まず始めにエルガイアという原発PR館を見学。
世界最大のバーチャルシアターが売り出しのPR館で、
3Dで見る原発内部の映像、
「安全ですよ」の説明に違和感を覚えます。

いざ!エルガイアへ
電気自動車用??


館内にある宇宙発電所アトラクションは
「めちゃくちゃ電気使いまくりやん!」
と思わず言ってしまうほどの造りになっています。

子どもが夢中になりそうなものばかり

バーチャル宇宙船の操縦もできます



次に向かったのは高浜原発。
大飯原発は陸からは見れないのです。
大自然の中に突如現れる大きな建物、厳重な警備、異様な雰囲気…。

カーブを曲がると…
海から水がひかれています…


入り口に近づいて写真を撮ると、すぐに警備員が出てきます。

柵の向こう側には入れません…
橋の上からの見学


橋の柵に大きなカエルを発見☆
なんだか「原発はもうやめようや。自然エネルギーにかえようや」
と言っているかのようです。

原発とかえる



原発かえるとさよならして、今度はエルパークへ。
ここは大飯原発PR館。
原発のしくみや、現在の大飯原発の映像が見れます。

原子力発電のしくみ

発電データは原発の運転状況。
この『0(ゼロ)』の数値をゼロのままにするため、
何としても大飯原発再稼動ストップさせたい!
と強く思いました。

今現在、ゼロの原発データ



山本さんからもたくさんお話を聞かせていただきました。
原発労働者が生み出されていくしくみ、
反対の声を上げて解雇になった人たち、
働きたくて原発で働くのではなく、働く場所がないから…
原発で働く=何かあるかもしれないという覚悟

原発なくせば雇用がなくなる、この地元の声に対しては、
原発をなくすという決断をすることで
自然エネルギーへの本格的な移行が始まり、
原発の何倍もの雇用が生まれる。
このことを広く知らせていくことが求められている。


原発で働く労働者の苦悩や、地元の方の思い、
大阪の私たちができることは何か、
実際に自分の目で見て、感じて、学んだことをきっかけに、
西淀川此花から「原発なくそう」の声を上げる
大きなきっかけとなる原発ツアーになったのではないかと思います。


参加者の感想はまた随時紹介していきます☆



2012年6月11日月曜日

西淀川労連一泊拡大幹事会開催☆

 6月9~10日、西淀川労連はひょうご共催会館で一泊拡大幹事会を開催、2日間でのべ11労組18人が参加しました。

【1日目の学習】
 日本共産党大阪市会議員団団長の北山良三さんに来ていただき、『大阪市における「橋下・維新の会」の実態とたたかい』をテーマに1時間お話していただきました。
お話していただいた北山良三さん(左)

  まずはじめに北山さんは「いま、政治に対する不振やなんとかしたいとの思いから橋下支持になる市民が多い中、真実を知れば知るほど橋下市長の暴走の姿に批判の声を上げる人が増えている。「橋下・維新の会」とのたたかいは、我々がその実態を知り、その本質をいかに知らせるかにかかっている」と言われ、橋下市政のこれまでの6ヶ月間の暴走の中身とその実態を話してくれました。

話を聞く参加者

 ものすごい勢いで暴走している橋下市政ですが、「学童保育をなくすな」の署名が1ヶ月半で34万筆を越えて集まり、「廃止」から「継続」となりました。この運動の広がりに確信を持ち、我々の運動が大きく広がれば橋下市政の暴走をストップさせることができます。

 学童の運動以外でも、この間で勝ち取ったいくつかの変化があります。「思想調査」を中止させ、これまでのデータを廃棄させたこと、小中学校の選択制を各区の学校教育フォーラムでの厳しい批判の声が圧倒的だったこと、長居障害者スポーツセンターの継続、パブコメが史上最高の1万9854通が大阪市に届けられたことなど、橋下市政の実態の真実を知った市民の運動が大きく広がっています。
  
みんな真剣です

 橋下市政のウソとペテンをごまかすためにマスコミが大きな役割を果たす中、私たちがウソとペテンを見抜き、その本質を知らせていくことがいま求められています。「大規模開発型」「呼び込み型」から「生活密着型」「地域循環型」で大阪の景気を良くする成長戦略へと方向転換させていきましょう。


【食後の交流】
 おいしい中華料理を堪能したあと、1室に集まって交流しました。まずはそれぞれの職場の実態交流、そして恒例の門谷議長のギターに合わせてうたごえを楽しみました。
懐かしの「青い山脈」や「見上げてごらん夜の星を」「インターナショナル」「がんばろう」を大盛り上がりで大熱唱!

輪☆
スクラム組んで「がんばろう」
がんばろー!!

 23時を過ぎた頃に中締めをし、それぞれの部屋に戻ってさらに交流を深めたところもあり、夜中の2時まで熱く語り合ったメンバーも。


【2日目の討論】
 前日の北山さんのお話を聞いての感想交流、そして職場実態交流、今後のとりくみを語り合いました。

 全体を通してみんなの共通の確信となったのは、やはり学童の署名運動の広がりです。そしてあらゆる分野でのたたかいに視野を広げること、我々は「この区を守る、生活を守る」立場でどんどん要求を上げていこう、労働組合が相手側の攻撃を上回る運動を広げていこう!との決意を固めあいました。
一つひとつの運動から、一人ひとりの要求から運動は広がり、そして花ひらくときがくるのです。

熱い討論!


【参加者の感想】
     橋下打倒に向けた元気の出る話が交流できてよかったです。各職場の大変さもよくわかりました。

     ①学童の署名②市労組連の「市民とともに考える」つどい③原発ツアーは、西淀川のすぐれた活動と思います。橋下の攻撃のなかからの反撃が生まれたといえます。労働組合の脱皮の時期でもあると思う。

     橋下市長の具体的な政策についてよくわかりました。そして事実に基づく真実を暴露、世論を広げて反撃していくことの重要性が語られました。まったく同感です。

     橋下市長への評価の分かれ目は「真実を知っているかどうか」。我々の側からは、いかに橋下維新の実態・本質・本性を知らせていくかがポイント、という話が一番残りました。

     学童の34万署名、西淀川での15000署名で攻撃をはね返したことは大きな教訓だと思う。いろんなドラマがあったと思うが、ぜひ全体のものにしてほしい。市民、府民との共同をいかに広げていくか、そして我々自身の「地力」をいかにつけていくか(組織拡大を含めて)が、大きなポイントです。

     (橋下市長の)「500億円の収支不足」の真実を知り、こんなデタラメに振り回されない積極的なたたかいをすすめたい。

     各組合の話を聞いたり、昔の組合の話を聞けたのでよかったです。学童保育の運動についても、自分が思っている以上に、橋下市長・維新の会のひどい市政を押し返したことはすごいことやってんなーと実感しました。

原発ツアー開催します☆

 昨年3月11日に起きた東日本大震災、福島原発事故から1年と3ヶ月…。未だに震災前の生活に戻れず、避難生活を余儀なくされている被災者がいる中、そして原発事故の原因が明らかとなっていないにも関わらず、野田首相は8日の夕方に記者会見で「(大飯原発)再稼動すべきだというのが私の判断だ」と明言しました。

 「国民生活を守る」ためには夏場に限定せずに大飯原発を運転する必要があるとの理由をあげていますが、「原発からの撤退」「再稼動反対」を求める国民世論を踏みにじるものです。

案内ビラです☆


 西淀川此花では、この6月17日に原発を見に行こうバスツアーを開催します!「原発をなくしたいけど、電力不足が心配」「再稼動しても大丈夫なん?」…真実を知り、行動したいという青年の声から、実行委員会を立ち上げて企画したものです。実際に自分たちが使う電力を作り出してきた原発を自分の目で見て、感じたことを交流し、これからの活動につなげていきたいと思います。また、原発で働いていた労働者の方のお話も聞かせていただきます。


2012年6月8日金曜日

やったー!『スマイリー』が機関紙協会理事長賞☆


 やったー!地域労組スマイルにしよどの機関紙『スマイリー』が機関紙協会のコンクールで『機関紙協会理事長賞』を獲得!
 7日に機関紙協会の総会と表彰式が行われ、編集委員から代表して折原書記長が参加し、賞状をいただきました。
表彰状☆

 誰でも1人から入れる地域労組での機関紙は、職場も住まいもバラバラの組合員さんがつながりあえる大切な役割を果たしています。
 よく言われるのが「機関紙は組合費の領収書」です。
 毎月、スマイルでどんなことにとりくんだのか、政治的課題、新組合員さんのこと、労働争議でがんばっている組合員さんのことを紹介しています。なかなかみんなで集まる機会のないスマイルだからこそ、「スマイリー」をもっともっと組合員さんの声を載せ、毎月届くのが楽しみに思ってもらえる紙面作りに、これからもがんばっていきます!


 機関紙協会理事長の西岡さんよりコメントをいただいたので紹介します。

ありがとうございます☆


48回機関紙コンクール・理事長賞
おめでとう『スマイリー』
                   
機関紙協会大阪府本部理事長 西岡健二

今回のコンクールの第1腫(労働組合関係)では、西淀川地域労組「スマイルにしよど」の機関紙『スマイリー』が秀逸でした。
B4紙面2ページで、異本の本文組みが横書きという珍しい機関です。
2ページの少ない紙面を自由闊達に、のびのびと紙面づくりをしているのがたいへん気持がいいと思います。
少ない紙面スペースに11の企画があるのも、紙面づくりの工夫が現れています。
写真だけではなくカットやイラストも多彩で楽しませてくれます。とくにカットやイラストでは、他の機関紙でもよく見かけるというものではなく、できるだけ他と違ったものを活用していくという思いが感じられます。
今後の課題としては、横書き紙面の場合のハンディとも言える、見出しが横書きオンリーになりがちな紙面での工夫でしょうか。また写真や見出しの大きさにもメリハリを付けることでしょうか。

みんなで記念撮影☆

地域労組の機関紙としては、組合員がさまざまな職種に関わっているだけに、共有する仕事の内容での紙面づくりが難しいという面があります。
その分、多様な職種の組合員が登場する紙面作りこそ、組合員が主人公の紙面作りにつながるのではないでしょうか。
題字のごとく「スマイリー」な組合員の表情を紙面に切り取ってください。
                

2012年6月5日火曜日

大阪労連評議委員会での幻の発言☆

 6月2日、大阪労連の評議委員会が開催され、西淀川労連から門谷充男議長が出席しました。発言を予定していましたが、残念ながら当日発言ができませんでした。幻の発言を紹介します。


西淀川労連の門谷です。
 「2条例反対」の取り組みについて発言します。

西淀川では、今年1月に「2条例反対連絡会」を結成し、私自身、労連議長として、また条例で統廃合の危機にさらされている西淀川高校の分会長として、代表を引き受け、取り組みの先頭に立ってきました。
区内1万筆を目標に、全構成員1人5筆の署名、毎週6駅頭での宣伝、地域署名、スーパー前宣伝などを確認、事務局ニュースも17号発行し取り組みを進めてきました。
駅頭宣伝は、雨の日も寒風吹き荒ぶ日も欠かさず行いました。なかなか署名が集まらない事も多いのですが、毎回のように声をかけてくれる卒業生や生徒達に励まされながら、音の出る宣伝をと取り組んできました。地域署名も、以前から「9条」と「核」で毎月地域ローラーを行ってきましたが、1月から4月までは2条例に絞って地域に入りました。
3月13日には署名目標の1万筆を達成。その後も駅頭や地域での署名のほか、自民・公明議員との懇談や町会長訪問などに取り組んできました。

飛躍の大きなきっかけになったのが、1000人の賛同者を募って大阪市会開会日の2月28日、四大紙と赤旗に折り込んだ意見広告ビラ4万枚の取り組みです。
実質3週間もない短期間の取り組みで、正直目標の1000人を集められるという確信はありませんでした。締め切り5日前でもまだ400人足らずでした。しかしそこであきらめないのが西淀川です。電話やメールを掛けまくる人、手紙を送る人、隣近所を回る人、組織内でまだの人に当り尽くす人など、1人で120人以上集めた人も含め、1134名の賛同者を集め切りました。
人口10万人足らずの西淀川で、人口比の1%をはるかに超える1134人もの人が名前を公表して2条例反対の声をあげたことは、世論に大きく訴えただけでなく、私たち自身の大きな確信にもなりました。

2月の学習会では、西淀川高校の3年生2人が参加し発言しました。
2人とも中学時代はあまり学校に行けず、いろいろな課題を抱えていたのですが、高校ではほとんど皆勤で、クラブや行事、自主活動などに参加し、「学校がこんなに楽しいものだと言うことを西淀に来て初めて知った」と話してくれました。3日後の卒業式ではその生徒が答辞を読み、「西淀川高校を卒業できたことを誇りに思い、前を向いて歩いて行きます」という言葉で巣立って行きました。

西淀川高校は、今年の入試でも定員200名の所、1次2次を含め112名、0.56倍という定員充足率で、1次入試では8年連続定員割れです。しかし定員割れには立地条件を始め、「無償化」された私学との関係などさまざまな要因があります。そのよう中で、さまざまな課題を抱えながら西淀に通う生徒にこそより行き届いた条件での教育が必要です。誰かに自分を認めてもらえたという経験をもつ生徒は確実に成長していきます。

教員配置にゆとりができた今年は、生徒の状況も比較的落ち着いており、私の担当する1年生の現代社会では今年初めて2名の教員で授業を進めるチームティーチングを実施しています。この生徒はこの漢字が読めないのか、この言葉の意味が分かっていないのかと、一人ひとりのつまづきが非常に良くわかり、手厚い指導が可能になります。本校のような学校では今のような少人数こそが適正規模ともいえます。

一昨日、先ほどの卒業生が「手記」を寄せてくれました。最後にその一部を紹介して発言を終わりたいと思います。


私は小中学校共に不登校で、学校が「楽しい」と感じた事がありませんでした。「西淀」に行く事を決め、不安と恐怖に怯えながら登校したのですが、先生もいい人達ばかりで、授業も休み時間も笑いが絶えませんでした。学校があんなに「楽しい」なんて初めて知りました。西淀川高校は、普通の人よりちょっと弾けてる人や、いちから勉強や人間関係を学びたい人達の集まりだと思います。西淀に行ったからこそ、今の私があります。
「勉強の楽しさ」や、皆と一つの事を成し遂げる達成感、団結力の大切さなど、西淀は私にたくさんの「初めて」を教えてくれました。
3年連続定員割れになると廃校…という話を聞いた時、私達の学校の良さを知りもしないのに廃校なんて…という怒りと、大切な母校が無くなるかも知れない…という悲しみが込み上げました。きっと誰もが感じたと思います。
私は西淀で自分の夢を見つけ、今その夢に向って毎日一生懸命頑張っています。成長した自分を先生に見てもらう為に…。西淀川高校は私にとって大切な母校です。


34年前、「憲法知事」黒田府政の下で、地域の熱い要望を受けつくられた西淀川高校、社会のセーフティーネットともいえる西淀川高校を何としても守るため、条例の具体化を許さない取り組みを地域とともに進めていきたいと思います。
ともに頑張りましょう。