2012年11月21日水曜日

秋の労働学校西淀川教室☆第7課

第7課のテーマは『労働組合とは何か』

今回のテーマはずばり労働組合!労働学校を受講している学生さんのほとんどの方が労働組合に加入されていると思いますが、「労働組合って?」とじっくり学ぶ機会がなければあまりよく分からなかったりします。しかし、今回の講義を聞いて「労働組合ってすごい」という感想を持たれた方がたくさん。そうです、労働組合ってすごいんです☆

今日の軽食 ☆大根とミンチごはん☆
 「なぜ労働組合をつくるのか?」労働者のもつ唯一の社会的な力は「人数の力」です。資本家が常に設けようと考え攻撃してくるので、労働者のおかれている状態はかならず悪化します。そこで労働組合の出番です!みんなの要求に基づいて団結し、資本家階級に対抗します。資本主義社会である限り、労働者は資本家に搾取され、たたかわなければ生活も権利も、そして人生も守ることはできません。労働組合をなぜつくるのか、それは人間らしく生き働くためです。

講義の様子
  労働組合はすべての国民の利益のためにたたかう組織であり、日本国憲法に労働組合の権利(団結権・団体交渉権・団体行動権)が認められているのです。労働組合は誰でも入ることができ、「みんなで決めてみんなで行動する」ことを基本としています。
労働組合のたたかいは3つの闘争から成ります。①賃金や労働時間などの労働条件の維持・改善をめざす経済闘争。②政治や自治体を相手に法律や制度・政策の改善を求めたりする政治闘争。原発ゼロや消費税増税反対のたたかいもこの政治闘争です。③資本家からの思想攻撃に対し、旺盛な学習と討論によって克服する思想闘争。があります。
学べば学ぶほど「すごい!」と思えるのが労働組合。その歴史や、それぞれの職場ごとの労働組合のたたかいなど、これからもみんなで学習し、交流して、さらに大きな運動へとつなげていきたいですね。

学生さんの感想を紹介します
◇労働者は団結して労働組合をつくってたたかわないと、人間らしく生き働くことを実現できないのだと思いました。労働組合は、労働者の権利を獲得していくために必要なものだと思った。そのことをたくさんの労働者に知ってもらわなければ、真の自由を得られないと思いました。労働組合の法的にも保障され、力を持っていることに驚きました。知ることは本当に大切です。

◇労働組合の話を聞いて、自民党の選挙活動を有休を使ってクビになった人を共産党の組合の人たちが食い止めた話を聞いて、正直嬉しかったです。党なんて関係なく、困った人がいれば助ける。という、平等なんだよと強く感じさせられる話で良かったです。残念ながら「もぬけのから」状態でウトウトが続いてしまったのですが、その話が聞けただけでもなんだか幸せになれました。選挙がんばりましょう!

◇労働組合の誕生や発展について学ぶことができました。人間らしく生きることの大切さを理解し、労働組合についての認識が深まりました。労働組合でたたかって、みんなの生活や命を守っていかなければならないと思いました。