11月1日、JMIUダイキン工業争議地位確認裁判の判決が行われました。その判決内容は「原告らの請求をすべて棄却する。裁判費用については、すべて原告らが支払う」との明らかな不当判決であり、裁判官は判決文を読み上げた後、逃げるように退室しました。
判決内容を説明する斉藤弁護士 |
判決が言い渡された後、ダイキンとたたかう組合員、弁護士、支援者らが集まり報告集会を開きました。2010年9月1日に大阪地裁へ提訴してから2年、偽装請負を是正せよと、「有期間社員」として直接雇用となりましたが、契約期間満了をもって203名もの大量の有期間社員を雇い止めにしたダイキン工業。
「おかしいことにおかしい!」と声をあげてたたかってきました。しかし、今回の大阪地裁の判決は会社擁護の「有期雇用は法律上認められているのだから何の問題もない」という立場であり、さらに他の会社へ有期雇用を推奨しているかのような判決文となっています。雇用を打ち切られた労働者の生活がどうなるのか、そういったことへの視点が一切ない判決です。
青山さんの決意表明! |
報告集会で原告の青山さんは「入れ替え自由、解雇自由を司法が判決で認めたのは許し難い。これから大変だと思いますが、こんなところで負けるわけにはいきません。ひきつづきご支援をよろしくお願いします」と力強く話されました。
今日の労働問題で有期雇用が最大のたたかいとなっています。この判決は私たちの負けではなく、司法が敗北した日です。これを新たなスタートとして、勝利を勝ち取る最後の最後まで支援を強めていきます。