2013年3月29日金曜日

「地下鉄・バス民営化条例案」継続審議!

橋下大阪市長は、大阪市をバラバラに解体する大阪都構想を実現するため、大阪市が運営する地下鉄、市バス、住吉市民病院、水道局、市立高校などを民間に売却、府に移管など大阪市がなくなれば運営できないものをなくす一環として、2013年度大阪市の予算議会に条例案を出してきました。

橋下市長にあなたの一言を 請願行動にあなたもご参加を

大阪市民に何一つ説明もせず、売却を推し進めてきています。大阪市をよくする会、大阪市対策連絡会などは、地下鉄・市バスは一体経営で、しかも80年続いた地下鉄が、累積債務を返済し、ここ数年は、約200億円の利益を生み出す市営交通になっている元で、市民の財産を一方的に売却することに反対し、この間反対運動を進めてきました。

大阪市をよくする会に加わる各団体が集結!

3月26日は、地下鉄・市バスの民営化を審議する水道交通委員会の日でもあるので、12時から「地下鉄・市バスの民営化反対」の個人請願行動が取り組まれ、大阪労連大阪市地区協議会や新日本婦人の会、年金者組合しないブロックなどから緊急な要請にもかかわらず300名が参加し、大阪市役所南玄関で個人請願が行われました。この請願には、30mの列が出来、1,046通の請願書が市長私書に手渡されました。


西淀川の「区民の足を守る会」のメンバーも請願!

そして28日の市議会で大阪市地下鉄・バスの市営としての両事業の廃止条例案が「維新の階」以外の全会派によって継続審議となりました。関西財界から“民営化の決断を先送りするな”と市議会にむけた提言や要請が相次ぎましたが、「大阪市をよくする会」の各団体などが「市民の足を守れ」と大量宣伝し、多くの市民にこの問題点を伝え、世論に大きな影響を与えました。そして、維新の会以外の他会派が継続審議としたのです。これは、私たちの運動の成果だと言えます。

新婦人からも熱い訴え

西淀川区でも『区民の足を守る会』を立ち上げ、地下鉄民営化反対 市バス赤バスを守ろうの署名を短期間のうちに2811筆集め、市議会に請願に行きました。

「守りたい!」橋下市長はこの声に耳を傾けて!

もう一方で住吉市民病院の「廃止条例案」が市議会常任委員会で強行可決されました。7万筆を越える現地存続を求める署名に対し、橋下市長は「ミクロの声」と黙殺。29日の本会議で否決してくださいとの宣伝が行われ、最後まで現地立て替えを求めて運動を広げていきます。



2013年3月28日木曜日

ストライキ突入!

3月14日に通信労組が、19日には郵政ユニオンがそれぞれストライキに突入!
その様子を紹介します。 

ストライキ決行中!

 通信労組は、NTTグループ労働者の切実な要求である「資格賃金3万1千円、非正規雇用労働者の時間賃金240円の賃上げ」をはじめとする諸要求を掲げてたたかっています。

200人以上が集結!

 国民春闘の最大の山場である『3・14全労連・国民春闘共闘50万人全国統一行動』に結集し、始業時から10時まで全国の組合員が整然とストライキに突入しました。

 大阪では、朝の8時から全ての組合員をNTTの内本町ビルを取り囲むように配置して、マイクで「NTTの内部留保の数%を切り崩せば、組合員の切実な要求を完全実施できる」ことをはじめ、「今の社会を変えるためには国政レベルの改革も必要」だと宣伝し、出社する社員に要求ビラを手渡す運動を進めました。

西淀川のメンバーも☆

 1時間の短い時間でしたが、全組合員が精一杯運動。まだ春闘は始まったばかり。毎日の地味なたたかいも含めて、要求実現のため、これからもたたかってまいります。


こちらは19日の郵政産業ユニオンのストライキ突入の様子。

西淀川支部からも支援に駆けつけました!
ストライキに突入した仲間たち

 郵政産業ユニオンになって初めての春闘、そして初めてのストライキ。西郵便局で3人の仲間がストライキに突入。その支援に西淀川労連からも4人が駆けつけ、嵯峨さんが連帯のあいさつを行いました。

熱く語る嵯峨さん

労働者の使い捨てを許さず、誰もが働きがいをもってイキイキと働ける社会へ変えていきましょう!!

団結~ガンバロウ!

2013年3月15日金曜日

3・14大阪総行動

3月14日、全労連・国民春闘が全国で「くらしを守る総行動」を展開、大阪でも朝から夕方まで大阪総行動に多数の労働者が参加、「大幅賃上げで景気回復」の声を大きく広げました。

西淀川労連のスタートは野崎公園
中之島公園まで求心デモ!

大阪府下各地から求心デモで集まった大阪市役所前の中之島公園には、5000人の労働者が集結!国労大阪の「団結」の大きな旗や、各労働組合ののぼり旗が風に揺れています。
ぎっしり!!

この日の気温は11度の予想でしたが、昼間の気温はたったの6度…。かなりの寒さのなか、「大きく社会を変える世直し春闘をたたかおう!」と元気いっぱい声を張り上げました。

あ!西淀川医療労働組合の旗が!!
医療労組のメンバーは赤いヤッケを着て参加☆

5000人が連なるデモ行進では、
「13春闘に勝利しよう!」
「大企業は内部留保を活用せよ」
「若者がまともに働ける社会をつくろう!」
と元気にシュプレヒコール。

関電前では
「大飯を止めろ!」
「日本からすべての原発をなくそう!」
「電気料金の値上げは許さないぞ!」
と、声を張り上げました。
関電前。奥のほうまで長~く続くデモ隊

国民の生存権にかかわる「くらし」「いのち」「平和」をまもる課題を土台に、政治の転換を生かして大企業の横暴をストップさせる13春闘をたたかいぬきます。




職場対抗ボウリング大会♪

西淀川春闘共闘企画、毎年好例の職場対抗ボウリング大会を13日の晩に開催。

 
コチラは始球式。フォームがかっこいいですねぇ☆

今年は7労組32人の参加で、9チームが熱戦を繰り広げました!

参加者全員集合☆

レーンのあちこちで「やったー!」「よっしゃー!」の声が上がり、ハイタッチで気分は最高潮!!みんなとってもいい笑顔でボウリングを楽しんでいます。

今年の景品も貰って嬉しい景品ばかり!
景品を手にした参加者の笑顔はこちら↓

小さい景品も…中身はステキ☆

さてさて、何が入っているかはお楽しみ♪

見事!個人優勝!!スコアは180!!

春闘共闘賞は13日にちなんで13位☆

ボウリング大会終了後、16人の参加で懇親会会場へ。
この春闘のとりくみを熱く語り、交流を深め合いました。



昼休み春闘宣言集会

3月13日、春闘の山場を迎えるこの日、西淀川春闘共闘は昼休み春闘宣言集会を開催。11労組35人の参加で元気いっぱい地域の人たちに労働組合の姿をアピールしました。

春闘共闘・延永副議長(新家労組)から主催者あいさつ

「いよいよ13春闘が始まります!日本の首相交代による政府指針アベノミクスにより、景気拡大・経済復興をと言われていますが、実際経営陣は私たちを抑制することしか考えていないと予想されます。しかし我々は、そういった経営陣に負けることなく、正当性のある訴えをぶつけ、賃金・労働条件等の要求を100%獲得できるよう、同じ地域で働く仲間として力を合わせてがんばりましょう」との主催者あいさつではじまり、

全ての職場で賃上げをめざそう!

大阪市地区協議会事務局長の矢野正之さんから「全ての職場で賃上げをめざそう!」との連帯あいさつの後、すべての参加労組から2分間のリレー発言を行いました。

今年も東熱労組さんが駆けつけてくれました☆

また、西淀川春闘共闘に加盟はしていませんが、毎年この昼休み春闘宣言集会に駆けつけてくれるJMIU東熱労組からは、1000人が集まったJMIUの春闘の集会での標語を紹介していただきました。
『不況、不況と騒ぐな社長 賃金上げれば景気回復』
本当にその通り!

通信労組は14日、
郵政ユニオンは19日、
それぞれストライキに入ります。

また、他の職場でも賃金引き上げをはじめ、各要求実現のための交渉などが始まります。

団結~がんばろう!!(の手を挙げる前の瞬間)

職場の労働条件改善要求だけでなく、市民の足を守れ!のたたかいや、TPP参加反対!原発ゼロ!消費税増税反対!の国民諸要求を掲げ、元気いっぱいこの春闘をたたかっていきます!

目に見え音の聞こえる春闘を!

 

 

 

2013年3月12日火曜日

共同センター☆憲法学習

3月9日、勤労協の中田進先生を講師にむかえて開かれた共同センターの憲法学習会には9団体・労組から30名が参加しました。

中田先生お得意の世界地図!

中田さんは「国防軍で日本の平和を守れるのか-アジアの平和を考える」をテーマに講演。アジアの中で2000万人を越える犠牲を作り出した日本の侵略戦争の歴史を振り返りながら、それを可能にしたのが絶対主義的天皇制の体制であり、それを復活させようとしているのが、「国防軍の創設」などを明記した自民党の憲法草案であると、その条文を一つひとつを紹介し、憲法9条をまもる運動の重要性を明らかにしました。

会場いっぱい!

講演後の「選挙になったらいつも、北朝鮮がミサイルを飛ばしたりするがどういうわけか」「オスプレイはなんとかならないか」などの質問のひとつひとつにも丁寧にこたえ、憲法を踏みにじる安保条約をなくすことの大切さも浮き彫りにしました。

最後に西淀川労連事務局長の山本崇博さんからの行動提起、
「5月3日の憲法記念日までに、9条署名で人口の過半数を突破しよう」
「4月20日の全戸署名ローラーを成功させよう」
などを満場の拍手で確認しました。

参加者からは「自民党の憲法草案のひどい内容をはじめて知ることができてよかった。がんばらんといかん」との感想が出されるなど、今後の運動の大きな力になる学習会になりました。


2013年3月11日月曜日

なくそう原発 3・10関西2万人行動☆

東日本大震災、福島原発事故から丸2年。
1万8000人余りの死者・行方不明者を出した未曾有の大震災は、2年の時を経ても復興・生活再建が遅々として進んでいません。
家族を失った悲しみに加え、震災から2年も経つのに先行きが見えない日々、そんななか、被災地では不眠やうつなど、心を病む人が少なくなく、政治の無策が引き起こす“絶望死”が起きています…。

また、政府は「福島第一原発事故は『収束』した」と言いますが、収束とはほど遠い状況で、事故はなお続いている状態です。

事故収束の見通しも立たないなか、
安倍政権が
「新安全基準」で原発の再稼働をすすめようとしています。

この安部政権に対し、昨日3月10日、
全国各地で「原発ゼロ」の集会がとりくまれ、
「原発いらない」「再稼働反対」の声を突きつけました。

剣先公園に集まった人々

大阪でも『なくそう原発関西2万人集会』が中之島一帯で開かれ、
冷たい雨が降るなか、1万1000人が参加、
集会決議(下記に全文掲載)が読み上げられると
「そうだ!そうだ!」「よっしゃー!」との声が沸き起こり、
大きな拍手で採択されました。

こ…怖い(笑) でも思いは同じ「原発ゼロ」

西梅田までのパレードは長蛇!長蛇の列!
出発までにかなりの時間がかかります。

ず~っと続いているパレード参加者の列

いよいよ出発!
シュプレヒコールは元気いっぱい、声を張り上げました。
原発いらない
放射能はいやだ
大飯原発いますぐ廃炉
もんじゅは廃炉
再処理やめろ
子どもをまもれ
みんなをまもれ
関西電力もうあきらめろやー


叫べ!叫べ!脱原発!

全国各地で「原発なくそう」の声が大きくひろがった3・10。
安倍政権がいくら「安全」だとして
再稼動をすすめる動きをしようと、
国民の声は「原発NO!!」です。
放射能の不安に脅えることなく、
安心して子育てができる社会へと変えるため、
「原発いらん!」の声を上げ続けます。

NO NUKES PROJECTの仲間たち


集会決議文

あの突然の巨大地震と津波、それに伴う福島第一原発の重大事故から明日で2年になります。私たちは犠牲になられた2万人にものぼる方々に深い哀悼の意を表します。
福島原発事故は2年経っても収束していません。そのために原因は未だに解明できていません。まき散らされた高い濃度の放射能汚染のために故郷に帰れず、今も16万人を超える人々が避難生活を強いられ、400万人にのぼる人々が「放射線管理区域」レベルの汚染地で放射能と向き合う生活を強いられています。事故の収束のために1日3000人もの作業員がずさんな放射線管理のもと、被ばく労働を強いられています。廃炉への果てしなき茨の道が続きます。もし、大きな余震があれば大事故は避けられません。
この途方もなく大きな、取り返しのつかない犠牲と困難を前にして、強い怒りと共に熱い思いが沸ふつと沸き起こってきます。原発はもう要らない、原発の再稼動など許せないという、原発NO!は多くの人々の共通の思いです。確かな民意「原発ゼロ」を実現させましょう。
私たちは、原発は安全でないこと、放射性廃棄物の処理方法がないこと、原発が無くても電力不足は起こらないことを学びました。昨年夏、野田政権は電力不足を口実に、暫定基準で大飯原発を再稼働させました。しかし、再稼動をしなくても電力は不足どころか十分に足りていました。原子力規制委員会は7月に、津波対策や活断層の評価見直しなど、小手先の見直しで原発の新安全基準を施行するとしています。しかし、福島事故を徹底して解明することなしに安全基準はありえません。核燃料サイクルもすでに破綻しており、「もんじゅ」は廃炉、六ヶ所村再処理工場は閉鎖しかありません。政権交代後、自民党政府・電力業界は「安全が確認された原発は再稼働する」と、まるでフクシマなどなかったかのように、原発の再稼動に向けた巻き返しを強めています。さらにベトナムへの原発輸出を積極的に推し進めています。全くフクシマの教訓に学ぼうとしていません。
関西電力は燃料費の値上げを口実に、原発に頼ってきた経営失敗の責任を電気料金の値上げで乗り切ろうとしています。実際、建設・維持管理・後始末に莫大なコストのかさむ原発を動かし続ければ、今後も電気料金の値上げは必至です。安定的に電力供給の責任を自負する企業なら、原発から脱却することが責務です。私たちは原発を動かすための電気料金値上げに断固反対します。電気を作っていない日本原電が過去最高の利益をあげ、その中に私たちの電気料金も含まれています。このような電気料金の値上げは全く認めるわけにはいきません。
既に各原発の敷地内には膨大な量の核のゴミが溜まり続け、満杯近くになっています。私たちは、これ以上子々孫々まで核のゴミを押し付けることを拒否します。
二度とフクシマを繰り返してはなりません。大飯3・4号機の即刻停止、原発再稼働反対、全ての原発を廃炉への声をさらに強めていきましょう。原発ゼロを目指し、再生可能エネルギーへの転換を求めましょう。

2013年3月10日
 「さよなら原発 3・10関西2万人行動」参加者一同



2013年3月8日金曜日

西淀川春闘共闘☆ミニ学習&職場交流

解雇撤回闘争と今日に至るたたかいの半生。
組合と共に生きた人生。
嵯峨操さんが語る!

西淀川労連で11年間、労働相談室長として活躍されている嵯峨さん。
嵯峨さんは激動の人生を生きてこられました。
その半生を聞き、私たちのこれからのたたかいの力にしよう!と、
嵯峨さんに語っていただきました。

たたかいの半生を語る嵯峨さん
  
嵯峨さんのたたかいの原動力となったのが労働学校です。
労働者階級の歴史的使命を果たす!
そのためには、労働組合つくらなあかん!
と、自分の生きる人生を決め、
労働組合を立ち上げるためにトヨタディーゼルで働きはじめました。

「組合をつくるために就職」心意気がかっこいいですね☆

そこから、会社による労働組合つぶし、解雇撤回闘争がはじまります。
西淀川には大建被服の乙女争議など、
同じように労働争議でたたかう仲間がたくさんいました。
西淀川争議団共闘が立ち上がり、
組合事務所に泊まりこみ、行商しながらたたかい続けました。

たたかいのなかで仲間同士の結婚など、
嬉しい出来事もたくさんあり、
団結し、職場や地域の仲間に支えられて道を切り開くことができたと、
嵯峨さんは語りました。

みんな夢中で聞いています

嵯峨さんのお話の後、
「いつの時代もたたかってこそ前進していく。
それが実感として湧いてきた。
労働者が立ち上がろう!
国民世論に訴えて、要求高めて、
職場から、地域から、たたかいをひろげよう」
と、これから春闘の山場を迎えるにあたり、
力強い議長あいさつが行われました。

この集会には13労組33人が参加、
すべての参加労組からの発言で交流を深め合いました。